「節約さえすれば安心」そんな時代はもう終わりました。インフレ、電気代・ガソリン代の高騰、そして社会保障不安…節約は「とりあえず我慢する」ではなく、「何を削るか・何を残すか」の戦略が必要です。
今回は、やりがちだけど“やってはいけない節約術”を7つご紹介します。
節約術①|「安さ」だけで食材を選ぶ
一見正解に見える“食費節約”が、実は家計の敵になる理由
多くの家庭が最初に削るのが「食費」。
ですが、“安さ最優先”で買い物をすると、こんなリスクがあります
- 栄養バランスが崩れる(野菜やたんぱく質が不足しがち)
 - 加工食品・インスタント食品中心になり、体調不良や肥満につながる
 - 病院代や薬代、仕事のパフォーマンス低下という“隠れコスト”が増える
 
さらに、安売りや見切り品だけに頼る買い方は「今日だけ安ければいい」という刹那的な選択です。
本来の食費節約は、“安くて栄養がとれる食材を選ぶ知識”と、“まとめ買い&冷凍ストックなどの工夫”で、長期的な視点が必要です。

「節約飯」は、貧しい食事ではなく“工夫と知恵の勝負”だと思っています。鶏むね肉や豆腐、旬野菜は、最強の味方です。
節約術②|クーポンやポイントを追いすぎる
「1円を拾って、1時間を失う」本末転倒な節約行動とは?
クーポンやポイントは確かにお得です。しかし、以下のような行動をしてしまうと、節約どころか“時間の浪費”になります:
- 10円安い卵のために別のスーパーをはしごする
 - ポイント還元率を狙って余計なモノまで買ってしまう
 - スタンプカードのために無理に通う・買う
 
時間は有限です。
そして時間には「時給換算できる価値」があります。
たとえば、時給1,000円の人が、100円安く買うために30分かけて遠回りする…これは割に合いません。

「ポイントがあるから買う」ではなく、「必要なものにポイントが付いたらラッキー」くらいの距離感で、ちょうどいいと思います。
節約術③|保険を全部解約する
「保険=ムダ」と言い切るのは、知識不足のサインかも
保険を全部やめて節約しようとする人がいますが、それは家計の“天災保険”を捨てる行為です。
必要な保障を残さずに完全に解約してしまうと、以下のような事態が家計を直撃します:
- ケガや病気で数十万円~百万円単位の医療費がかかる
 - 働けなくなって収入がゼロになる
 - 家族に迷惑をかける事態になっても何もできない
 
ポイントは「全解約」ではなく、「見直し」です。
不要な特約や、入りすぎている内容を見直せば、月2,000~5,000円の削減も可能。

自分のライフステージに合った保険を“選ぶ力”は、もはや必須スキル。見直しのプロに相談するだけで、家計がグッとラクになります。
節約術④|エアコンを極端に使わない
命を危険にさらす“過激な節電”は、節約ではなく自己犠牲
電気代の高騰が続く中、「できるだけエアコンは我慢」という人が増えています。
しかし、エアコンを極端に使わない生活には、以下のリスクがあります
- 熱中症や脱水で病院にかかる(診察+点滴で5,000円~)
 - 睡眠の質が悪化し、仕事や家事の効率が低下
 - 子どもや高齢者の健康被害(最悪の場合、命の危険も)
 
“電気代の節約”が目的で、病院代がかかる・命が危ないでは本末転倒です。
「冷房28℃+サーキュレーター」や、「外気温とのバランスを見てON/OFFする」など、我慢ではなく賢い使い方が重要です。

夏の電気代は“防衛費”と考えています。「命より電気代」にならないように。
節約術⑤|自己投資を削る
「将来の収入」を削る節約は、長期的に大損
資格の勉強、読書、運動、メンタルケア…。これらは支出ではなく“資産”です。
しかし、「お金がないから自己投資をやめる」となると、将来的に以下のような損失につながります:
- 昇給・転職のチャンスを逃す
 - 副業・独立の可能性が狭まる
 - 健康を損ねて医療費増+生産性ダウン
 
「節約」と「自己投資の断捨離」は、似て非なるもの。
優先順位のつけ方を間違えると、“お金を生む力”が失われていきます。

本1冊1,500円で得られる知識が、人生を変えることもあります。迷ったら「自己投資にはケチらない」が私のマイルールです。
節約術⑥|使わない物を大量に買い溜めする
「安いうちに」が生む“在庫地獄”と隠れたコスト
まとめ買いは賢い節約法のように見えますが、次のような落とし穴があります:
- スペースを圧迫して“片付かない家”になる
 - 消費期限を忘れて廃棄(食品ロス)
 - 「在庫があるから」と無駄遣いが増える
 
在庫を“見える化”して管理できない人には向きません。
特にトイレットペーパー・洗剤・調味料などは「1~2ヶ月分」で十分。買うより「使い切る力」が節約です。

“買った安心感”だけが先走って、結果的に損してることに気づいたのは、ストック棚の奥に眠っていた5年前のレトルトカレーでした。
節約術⑦|ストレスを我慢して支出を減らす
「心の余白ゼロ」の生活は、節約ではなく自傷行為に近い
たとえば、こういう行動をしていませんか?
- 友人とのランチを我慢し続ける
 - 趣味に一切お金を使わない
 - 家族との思い出づくりも「もったいない」と却下
 
これは一時的にはお金が減らないように見えますが、「幸福度」や「人間関係」を失っていきます。
ストレスからの“反動買い”で、逆に出費が増えるケースもよくあります。

節約しても「笑顔」が減るなら、その節約は間違ってます。お金って“幸せの道具”のはずですから。
いかがでしたでしょうか。
過度な節約はストレスが強くのしかかりますからね、良いバランスで適度な節約をし、自分の生活の質を上げていきましょう!
我々は家計の相談にも乗っておりますので、お気軽に公式ラインからお問い合わせくださいね!
それでは最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

